2017年12月13日水曜日

印鑑制度

日本には、責任の所在を明らかにするために印鑑制度と言うものがあります。

商業登記においても、印鑑登録をするための書面に届出印を押して提出する義務が課せられていますし、ハンコを押すという行為はその内容において責任を負うといった意思表示の意味合いがあります。

銀行で口座を作るためにも、印鑑は必要となっていますからね。

このように日本においてはハンコを押すという行為は重要な行為となっていますので、うかつにポンポンと押すようなことは避けておきましょう。

いまでこそ少なくなってきていますが、かつては内容を確認せずに借用書に押印してしまい、謝金地獄に陥ってしまったなんてこともありましたからね。

ちなみに、欧米などでは印鑑というものはなく、すべてはサインとなっています。

サイン=自筆となっていて、人の筆跡は異なっており、筆跡鑑定すれば本人のものかどうかを確認できますので、自筆での署名が一般的です。

まぁ、いざというときに「ハンコ忘れた!」なんて経験は誰でもありますから、本来は、サインで済ませるのが1番なのですけどね。 (印鑑屋がこんなことを言うべきではないんですけどね・・・。)

2017年12月11日月曜日

はじめに

印鑑って、不思議ですよね。
日本のおいては、宅配便の受取・銀行口座を作る時、様々な契約書書類などのあらゆるシーンで利用されています。

しかも、宅配のようにお手軽なものから、契約書などの重要な書類にまで及んでいるのですから、印鑑自体、大切なものなのか、気軽なものなのか、ちょっと判断が難しいことってあります。

そもそも印鑑は、本人の意志を確認するための手段となっていて、実は印鑑を気軽に押すというは危険なことなんですよね。

というのも、安易にハンコを押したことによって、トラブルに巻き込まれてしまうなんてことは珍しくはありません。

ですので、日本人である以上、印鑑の効用や使い方など、最低限の基礎は知っておきたいものです。